不動産売却の方法として「入札方式での売却」という方法があることをご存じでしょうか?
今回は不動産売却を検討している方に、入札方式の概要とその流れ、メリット・デメリットを解説します。
入札方式での不動産売却とは?
入札方式での不動産売却とは、買取希望者にオークション形式で入札し、最高価格の提示者が落札し、売却する方法のことです。
ちなみに入札方式には、不特定多数の入札参加者を集める一般競争入札と、あらかじめ定められた参加資格を満たしている方のみを入札に参加させる指名競争入札の2種類があります。
しかし、不動産売却には一般競争入札のほうが適しているので、以下は「一般競争入札での不動産売却」を念頭に解説します。
入札方式での不動産売却の流れは?
入札方式での不動産売却の流れは以下のとおりです。
●1.売主と不動産業者が相談のうえ、売り出し価格を設定
●2.不動産業者主導で入札参加者を募集、場合によっては入札参加者との面談をすることもある
●3.入札者のなかでもっとも高い価格を提示した方と交渉
●4.交渉が成立すれば売買契約をして売却
この流れの中で気を付けなければいけないのは、「もっとも高い価格を提示した方と、いきなり契約するのではなくまず交渉する」という部分です。
実は、入札で提示された金額でそのまま契約できるとは限らず、契約までに売却価格の交渉を求められるケースも少なくありません。
売り出し価格を大きく上回る価格を提示した落札者とは、多少の値下げに応じることでスムーズな交渉をおこなうことができます。
入札方式での不動産売却のメリットとデメリットとは?
入札方式での不動産売却、その主なメリットとデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
メリット
●高価格で売却できる可能性がある
●買主が企業や業者になるケースが大半なので「買主が住宅ローン審査に通らず契約白紙撤回」などとなるリスクがきわめて低い
●複数の入札の中から最高額を提示した方に売れるからこそ、納得のいく売却ができる
デメリット
●落札者がゼロになるのを防ぐため、売り出し価格は相場よりも低めに設定するのが一般的だが、入札者全員が売り出し価格ギリギリで入札すると、安く買い叩かれるのと同じ結果になる
●入札者が現れず入札自体が成立しないケースもある
まとめ
今回は入札方式での不動産売却について概要や流れ、メリット・デメリットを解説しました。
まだそれほど一般の方に広くは認知されていない売却方法ではありますが、こんな売却方法もある、と頭に入れておいくと良いでしょう。
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