不動産売却時に必要な書類の1つに固定資産評価証明書があります。
しかし、そもそも固定資産評価証明書とはどういう書類なのか、どのような用途に使うのか、どうすれば取得できるのかなどよくわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、固定資産評価証明書の概要や用途、取得方法についてご紹介します。
不動産売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
不動産売却時に必要な固定資産評価証明書とは?
固定資産評価証明書とは、不動産の評価額を証明する書類です。
所有者や所在地、土地の面積、建物の構造や床面積、固定資産税評価額、課税標準額など固定資産課税台帳と同様の内容が記されており、この評価額を基準として固定資産税が算出されます。
つまり固定資産評価証明書を見れば、該当不動産のおおよその価値がわかるのです。
なお固定資産税評価額は、土地の場合は公示価格の約7割、建物の場合は再建築価格の5~7割程度が目安です。
不動産売却時に必要な固定資産評価証明書の用途とは?
固定資産評価証明書は、主に以下の用途に使われます。
●不動産登記に必要な登録免許税の算出
●相続・贈与税の申告
不動産を売買した際には登記をおこないます。
その手続きで納める登録免許税は、固定資産税評価額に所定の税率を掛けて算出されるため、申請の際に固定資産評価証明書の添付を求められます。
また、相続税や贈与税の計算にも固定資産税評価額が用いられるので、これらの税金の申告時にもやはり固定資産評価証明書が必要です。
不動産売却時に必要な固定資産評価証明書の取得方法
それでは、固定資産評価証明書はどうすれば取得できるのでしょうか。
固定資産評価証明書の取得方法は大きく分けて、都税事務所および市区町村役場の窓口で取得するか、郵送で手続きをし取得するかの2つです。
ただし申請できるのは、不動産名義人本人か同居家族、または本人の委任状を持った代理人、相続人、借地人や借家人など不動産の権利を所有している方などに限られます。
また、固定資産評価証明書の発行には手数料がかかります。
必要な手数料は自治体ごとに異なるため、事前に役所に確認しておくと安心です。
まとめ
固定資産評価証明書は不動産の評価額が記載された書類です。
ここに記載されている固定資産税評価額から固定資産税が算出され、不動産の売買時におこなう登記や相続税・贈与税の申告時にも必要となる書類です。
書類の取得には役所の窓口や郵送で申請する必要があるため、早めの準備を心がけましょう。
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