不動産物件を売却したいけれど、中古物件の売買で買い手がつくかどうか不安に感じているという方も少なくありません。
中古物件に不安を抱いているのは売り手だけでなく、買い手も同じです。
そういった中古物件の販売環境を整備するため、安心R住宅制度というものがあります。
今回は、安心R住宅とはなにか、どんなメリット・デメリットがあるかについて解説します。
不動産売却の不安を払拭!安心R住宅とは?
中古物件は耐震性が十分なのか、衛生面ではどういう状態なのか気になる点がいくつかあるかもしれません。
中古物件の悪いイメージを払拭するために生まれたのが、安心R住宅制度です。
安心R住宅とは、耐震性に問題がなく、リフォームや点検などをいつおこなったかという情報がしっかりと確認できる住宅を、優良な物件として認定する制度です。
これにより、中古物件に対する不安などのマイナスイメージが払拭され、認定を受けていない物件より高値での売却が期待できます。
安心R住宅として認定されるには、耐震性などの基本的な品質が備わっていることやリフォームを実施済み、もしくはリフォーム提案がついていること、点検記録などの情報提供がおこなわれていることが条件となります。
不動産売却を有利に!安心R住宅のメリット・デメリットとは?
安心R住宅のメリットとして、既存住宅売買瑕疵保険への加入ができる点が挙げられます。
売却直後に不動産に欠陥が見つかった場合、売主がその補修費用を賄わなければならないことになっていますが、既存住宅瑕疵保険に加入していれば、問題が見つかった場合に保険が下りるのです。
また、住宅ローン減税制度や住まい給付金の要件を満たしやすくなるというメリットもあります。
このほか、買い手に安心感を与えられる点も大きなメリットと言えるでしょう。
その反面、安心R住宅にはデメリットもあります。
たとえば、安心R住宅として認定を受けるためには、建物状況調査をする必要があり、そのための費用や手間がかかるというデメリットがあるのです。
ただ、安心R住宅はまだ知名度も低く、比較的簡単に認定が受けられるという一面があります。
制度の運用がスタートしたばかりで事業者ごとにルールが異なる場合もあるため、制度そのものの価値がまだそれほど高くないという点はデメリットと言えるかもしれません。
まとめ
以上、安心R住宅とはなにか、どういったメリット・デメリットがあるのかご紹介いたしました。
安心R住宅制度はまだ知名度も低く、世間に浸透していないため聞き馴染みがない制度です。
しかし、お手持ちの不動産に付加価値をつけられるため、より高額での売却を望める可能性があります。
不動産売却をお考えの方は、ぜひ安心R住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
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