屋上庭園、と聞いてどんなイメージを持たれますか?
都市部にあるビルの屋上部分が気持ちのよい庭園になっている場所もありますので想像しやすいかもしれませんが、近年、一般住宅への屋上庭園造設が増えています。
グリーンのある生活にはメリットもいっぱい。
今回はそんな屋上庭園の概要と楽しみ方、造設する際の注意点をご紹介します。
不動産購入ならかなえられる! 屋上庭園の楽しみ方
建物の屋上部分に土を入れ、樹木や草木を植えるなど通常のお庭と同じような環境を再現するのが屋上庭園です。
庭を設けるほどの広さがない土地や、都市部の限られた空間だけど庭を作りたい、といった要望に応えられます。
屋上庭園のメリットは、遮るものが少なく開放感のあるプライベート空間が手に入ることにあります。
遠出をしなくても気軽にバーベキューやキャンプができますし、緑に囲まれた空間で家族団欒の時間を過ごす、といった楽しみ方ができます。
お子さんやペットと一緒に、気軽に家の中とは違う環境で遊ぶこともできますよ。
またもうひとつのメリットとして、屋根にあたる直射日光を遮るため家の中の温度上昇を抑えられる点があります。
緑化していない屋上の表面温度は約60度にもなり、それを緑化することで約30度まで下がることもあるので、特に夏場の冷房効率改善が期待できます。
同時に、洗濯物干し場にすれば十分な日照と風通しでしっかり早く乾きます。
他にも、家庭菜園や好きな植物を植えてのガーデニング、などの楽しみ方もあります。
不動産購入時に気を付けておきたい、屋上庭園の注意点
そんな魅力いっぱいの屋上庭園ですが、造設とメンテナンスの注意点があります。
まず、造設費用がそれなりに高額です。
屋上の防水工事、植物の根が侵入しないよう防根対策、人や物の落下を防ぐフェンスも必要となり、10~20坪の広さで100万円程度かかります。
またこのような設備は最初に施して終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要ですので追加の費用と手間もかかってきます。
そしてそもそも、建物が土や植物を乗せられるほどの強度がなければ屋上庭園の設置はできません。
また、メリットとして挙げた洗濯物干し場も、家の周りに高い建物があって気になり干しにくい、階段の登り下りが大変で使っていない、といった声もあります。
まとめ
今回は不動産購入に際して検討したい、一般住宅に造設する屋上庭園の楽しみ方と注意点をご紹介しました。
屋上庭園は不動産を購入するからこその醍醐味、と言えますが、その分日々のメンテナンスなども必要となってきます。
屋上庭園を十分に楽しめるのかと、維持の手間を天秤にかけて、ご家族で検討なさってくださいね。
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