家のなかで起こりやすいアレルギーと聞いて思い浮かべるものは、ハウスダストやダニでしょう。
しかし、新築の一戸建てであってもアレルギーが出る場合があります。
この記事では、新築の一戸建てにおけるアレルギーについて解説しています。
アレルギーが出てしまう原因と対策方法を見ていきましょう。
新築の一戸建てを検討している、これから入居するという人はぜひ参考にしてください。
新築の一戸建てであってもアレルギーが出てしまう…その原因とは
全身が痒くなる、咳や鼻水・くしゃみが止まらなくなるなど、こういった状態に陥ることを総じてアレルギー（反応）と言います。
何かに対してアレルギーのある人は、原因物質を食べる・触れる・同じ空間にいるだけで反応が出てしまうものです。
家のなかでおこるアレルギーには、ダニやハウスダスト以外にシックハウス（症候群）というものがあります。
シックハウスは、建材や接着剤、塗料などが原因となるアレルギーです。
使用される化学物質や締め切った空間により発生したカビ・ダニによってアレルギー反応が出てしまいます。
建材や塗料は、新築でも既存宅でも使われているもので、家であればシックハウスの危険性はあると言われているのです。
特に新築の場合、建てたばかりで接着剤や塗料が乾ききっておらず、緩やかに揮発する状態が続きます。
これにより既存宅に比べて新築のほうが、アレルギーリスクが高まるとされているのです。
新築の一戸建ては入居する前にぜひアレルギー対策を
新築の一戸建ては、誰しもがアレルギーになるというわけではありませんが、入居に際してアレルギー対策は打っておくほうが無難でしょう。
具体的な対策方法は以下のとおりです。
●建材は良質なメーカー品を選ぶ
●入居前に十分換気をおこなう
●入居後はこまめな掃除や湿度管理を
家の建設に使う建材は、有害物質を用いない良質なものを選び、天然素材で、有害物質を発生させない木材を使用するのも一つの手です。
しかし建材のすべてを木材にするとなると、コストがかさんでしまいます。
一般の一戸建て住宅で、コストが膨大に膨れ上がるのは非現実的ですので、滞在時間の長いリビングなどに部分使いすることをおすすめします。
また、換気はさまざまな問題を根本から防ぐ対策として非常に有効です。
湿気がこもるのを防ぎ、カビの抑止効果があるので、入居前はもちろん、入居後も定期的な換気をおすすめします。
そして、カビやダニを発生させないためにも、こまめな掃除と湿度の管理をするようにしましょう。
まとめ
新築の一戸建てで起こりやすいシックハウスの原因と対策を解説しました。
アレルギー症状は非常に多岐にわたるもので、めまいや頭痛などもそれに該当します。
対策を講じることでいくらか防げるものです。
換気をする際も、自然換気だけでなく換気扇も取り入れるとさらに効率的ですので、積極的に取り入れていきましょう。
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