京都は、年間5,000万人以上の観光客が国内・国外から押し寄せる一大観光地です。
有名な寺院などの文化財はもちろん、四季の美しい自然や趣ある街並みが魅力です。
今回の記事では、京都の気候や風土についてまとめてみましたのでご覧ください。
京都の気候風土は?盆地にはメリット・デメリットがあった
「京都の地形は盆地」と聞きますが、本当にそうでしょうか?
京都市は三方を北山・東山・西山に囲まれており、これらの山は約400~600mの高さがあります。
三方を山に囲まれた京都盆地、更科盆地に市街地が広がり、桂川、宇治川、鴨川などの河川が流れ最終的に淀川となり大阪湾まで流れこんでいるのです。
盆地は「夏は暑く冬は寒い」と言われ、その厳しい気候がデメリットとして指摘されていますが、なぜそのような土地に都が築かれたのでしょうか?
盆地は周囲を山に囲まれているため、敵に攻められにくいというメリットがあったようです。
さらに盆地は四季の変化が激しいため、日本独特の美しい自然が楽しめることも大きなメリットです。
冬は「京の底冷え」と言われるほど寒いのですが、低温の割には湿度が高いため絹織物や漆工芸などの伝統工芸をおこなうには適した土地でもありました。
延暦13年(794年)の平安京建設にともない、街は碁盤の目のように整然と区画され、朱雀大路の右側を右京、東側を左京と呼び今日の京都の基礎が出来上がったのです。
京都は瀬戸内式気候と内陸性気候のミックスその特徴とは?
京都は瀬戸内式気候と内陸性気候の特徴を併せもっており、以下のような特徴があります。
・夏と冬、昼と夜で寒暖の差が激しい
・春や秋は比較的過ごしやすい
京都は実際に住んでいる方が「おそらく日本で一番暑いのではないか」と言わせるほど暑く感じるようです。
三方を山に囲まれておりフェーン現象で気温があがりやすく、湿度が高いため蒸し暑さで体力を奪われてしまいます。
夜間も蒸し風呂状態なので、寝付くのにエアコンは欠かせません。
さらに京都は朝晩や夏冬で寒暖差が大きいため、観光で訪れた際には夏は熱中症対策(日焼け対策)、冬は防寒対策を万全にする必要があります。
まとめ
今回は、京都の土地の特徴や気候などをまとめました。
京都は「酷暑・酷寒」が特徴と言われていますが、三方を山に囲まれた土地であるために寒暖差の激しい気候となっています。
この寒暖差が京都の四季を際立たせ、三紫名水と呼ばれるほど川は澄んで美しく、山は太陽の日に映えて紫色に見える日本独特の美を鑑賞することができるのです。
京都に観光旅行に出かけるときは、特に夏場と冬場は寒暖差に注意して、暑さ対策・寒さ対策を万全にしましょう。
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