すでに日本人の4人に1人が65歳以上の高齢者となっており、筋力や注意力低下により自宅内での転倒事故が増えています。
たかが階段、たかが段差と侮るなかれ、転倒事故から骨折、寝たきりになるケースも少なくありません。
今回は、バリアフリーリフォームの施工例や費用についてご紹介していきます。
バリアフリーリフォームの具体例とは?介護を見越したリフォームを
バリアフリーリフォームは自宅や玄関回りの段差を解消し、足腰が弱い高齢者でも安心して暮らせる自宅にすることです。
では、具体的なバリアフリーリフォームをみていきましょう。
・手すりの設置
階段や玄関、お風呂場など体のバランスを崩しやすいところに設置する
・段差の解消
スロープの設置や床のかさ上げなどで対応、絨毯や敷き物は撤去する
・滑りにくい床材に変更
床材が滑りやすいと転倒リスクアップ、コルク床やクッションフロア、ノンスリップタイルなどで安全性確保できます。
・照明器具リフォーム
高齢者は視力が落ち、暗闇に目が慣れるまで時間がかかるため、人感センサー付きの照明器具に取り替える、間接照明を増やして部屋を明るくするなどの対策をする
・引き戸リフォーム
ドアから引き戸にリフォームすると、車いすでも移動しやすい
バリアフリーといっても床の段差解消だけではなく、引き戸や照明器具、床材、手すり設置などもバリアフリーリフォームになります。
バリアフリーリフォームにかかる費用は?上を見ればきりがない
バリアフリーリフォームには、どれくらいの費用が必要なのでしょうか?
床の段差解消や手すり設置だけではなく、ユニットバスやトイレ、洗面所、キッチンの取り換えなどをおこなうと1,000万円近い費用がかかることもあり、上を見ればきりがありません。
しかし、部分的な工事であれば少額でもバリアフリーリフォームは可能です。
・手すり設置…室内であれば2万円前後から施工可能
・和式トイレを洋式トイレに変更…20万円前後
・開き戸を引き戸にリフォーム…5~10万円前後
・絨毯からクッションフロアへリフォーム…約10万円(広さにもよる)
これらバリアフリーリフォームは、介護保険からリフォーム費用が助成されるケースもあります。
上限額は最大で18万円ですが、小規模介護用バリアフリーリフォームをお考えの方はこの制度を活用しましょう。
詳しくはお住まいの市役所・区役所の介護保険担当者、または地域包括支援センターまでお問い合せください。
まとめ
以上、バリアフリーリフォームの種類とその費用をご紹介しました。
高齢になると足腰が弱り、ちょっとした段差で足をとられて転倒するケースがよくあります。
安心して自宅で生活できるよう、要介護者だけではなくご家族やケアマネージャー、施工会社と連携して満足できるリフォームをおすすめします。
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