不動産の売却査定は現地を確認しただけ、周辺の相場を調べて比較しただけでは正確な金額を算出することは難しいです。
必要な書類を用意し、それらも踏まえて計算をすることでより正確な売却査定をすることができるでしょう。
ここでは不動産の売却査定に必要な書類と、売却査定に臨むときの注意点についてお話します。
不動産売却査定に必要な書類とその役割
不動産の売却査定でまず必要な書類は、一戸建ての場合は土地と建物の登記簿謄本、マンションの場合は建物の登記簿謄本です。
所有権や抵当権などの権利情報、土地の面積や建物の面積、構造などの情報が記載されていて、不動産の基本情報がわかる役割があります。
法務局で取得できますが、近年ではインターネットでも請求できるので調べてみると良いでしょう。
そして、土地の測量図や建物の図面なども必要な書類になります。
測量図は新しければ新しいほどよく、また建物の図面として設計図や建築申請の図面があると、その形状を正確に伝える役割を果たすでしょう。
さらに、物件を購入したときの売買契約書や重要事項説明書があると、査定をするときの参考として役立ちます。
マンションなら購入時のパンフレットがあると、設備仕様が分かりやすいです。
しかし、これらの書類がなくとも査定は可能なので、絶対に必要というわけではありませんから安心してください。
不動産の売却査定で必要な書類をそろえる以外の注意点
売却査定で大事なのは不動産売却における知識を身につけることで、特に周辺事例などの相場を知ることや、良い不動産会社と担当を見つけることです。
周辺事例は直近1年くらいの過去の取引事例、そして周辺で売りに出されている物件の価格と内容を知ることが必要です。
特に条件が近いものについては競合する可能性大なので、価格設定には注意をしたいですね。
良い不動産会社や担当と知り合えれば、売却査定の時に必ず周辺事例や相場情報なども教えてくれます。
また、査定金額に対ししっかりとした根拠を示してくれるので、仮に希望の金額より安い査定だとしても納得ができるものとなるでしょう。
この際、極端に安い査定を出す不動産会社は要注意ですが、極端に高い査定を出す不動産会社にも注意が必要です。
仕事がほしい、物件を販売するために預かりたいがために高額な査定を出すところもありますよ。
それらも踏まえて周辺事例や所有物件などの状況を把握する知識を身につけることが、なによりの注意点なのかもしれませんね。
まとめ
不動産の売却査定のためには必要な書類があり、それぞれ異なった役割を果たし、あればより正確な査定額を算出することができます。
しかし、すべての書類がなくても査定はすすめることができますので、安心してください。
売却査定の注意点としては知識をしっかり身につけることになりますので、周辺の事例や販売物件の状況などしっかりと把握しておきましょう。
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