相続した財産の中で、借地契約をしている底地があり、毎月の地代も僅かで固定資産税の支払いにも届いていないという悩みがある人もいるそうです。
そんな時、活用を検討するのではなく、売却を検討してみてはいかがでしょうか。
ここでは、底地の意味やメリット・デメリットをおさらいするとともに、売却の方法について触れたいと思います。
底地活用の悩みは売却によって解決しよう!底地のメリット・デメリットとは
底地とは借地権付きの土地のことで、土地の使用に関する借地権を売却し、土地の所有権だけを持っている状態になります。
借地権を持っている人と契約を結び、毎月地代をもらいます。
底地であることのメリットは、固定資産税が更地に比べたら安い点と地代として毎月収入がある点、契約料や更新料が入ってくる点です。
デメリットは土地が自由に使用できないことや相続税がそれなりにかかること、収益性が低いこと、売りづらいことなどが挙げられ、所有者の悩みにつながります。
また、最近では定期借地権の法律も改正されましたが、改正前の旧法にて契約している借地権は借りている人の権利が強く、トラブルにもなりやすいです。
そんなデメリットが多く悩みがつきない底地ですから、利用価値が少ないのならばできたら売却したいもの。
では、どんな方法があるのでしょうか。
底地活用の悩みは売却によって解決しよう!売却方法について
一般的に底地の価値は更地と比べて10分の1程度になってしまい、ただ売却を呼びかけただけでは高額で処分することはできません。
せめて更地の半分くらいまで価格を上げたい場合は、まず借地権者に買い取りを相談してみてはいかがでしょうか。
借地権者からしてみても、土地の上の建物は所有者の許可なしでは建て替えができません。
ですから底地を買い取ってしまい、普通の不動産として売却または活用できるようになるのはメリットになります。
他には、借地権者と協力して売却を目指す方法もあります。
底地と借地権を同時に売却して後から取り分を計算したり、底地と借地を等価交換してそれぞれで売却や活用をしたりする方法などがあります。
借地権者が借地権をなんとかしたいという悩みを抱えていることが前提ですが、まず聞いてみることが問題解決の第一歩となるでしょう。
具体的な方法の提案や計算などは、専門家である不動産会社やコンサルタントに頼むのも良いかもしれませんね。
まとめ
底地とは借地権がついている土地のことで、所有権はあるものの自由に土地を活用することができないため、悩みを抱えている人もいます。
地代や更新料などが入ってはきますが、固定資産税の支払いや相続時の心配を考えると売却するのも良い方法です。
借地権者と協力して借地権とセットで売却できれば、底地単独より高く売ることも可能になりますので、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
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