離婚などで同居解消する際は、家を売却する人も少なくありません。
しかし、大きな資産である家が、家族の誰の手からも離れてしまう売却よりも、住宅ローンのプランの変更をして誰かが住み続けられる選択をしたほうが有利な場合もあります。
この記事では、同居解消にあたって家の売却を検討している人に向けて、住宅ローンの借り換えについて紹介します。
同居解消で家を売却するなら、住宅ローンの借り換えも考えよう
住宅ローンの借り換えとは、住宅ローンの返済プランの変更を意味します。
例えば、現在、住宅ローンを借りている銀行とは別の銀行から、新たにローンを借り、現在のローンを完済したうえで新しいローンを返済していくというパターンが典型的です。
離婚などにより同居解消する際は、住宅ローンの名義人と、そのまま継続して住む人が異なるというケースも多くなっています。
このようなケースでは、万が一支払いが滞ったとき、知らないうちに競売となって不本意のうちに家が売却されてしまうリスクもあります。
そのため、住宅ローンの借り換えをし、実際に住む人の口座を通してローンを返済するほうが確実です。
同居解消の際に住宅ローンのプランを変更する必要があるのは上記のケースだけでなく、合同で連帯保証人を決めていたケースも該当します。
例えばローンの名義人が夫で、連帯保証人が妻やその親族などと設定していた場合です。
また、単純に、同居解消を機に今より良い条件のローンに変更したいときにも、借り換えを検討する価値はあります。
同居解消で家を売却する際の住宅ローン借り換えのメリットとデメリット
住宅ローンの借り換えのメリットは、何と言ってもより良い条件のローンに変更できる可能性がある点です。
返済額を減らせたり、将来的な金利変動に備えて10年や20年の長期固定金利に切り替えたりできます。
また、返済期間中に死亡するなどした場合にローンの残高が0円になる、団体信用生命保険の適用パターンを充実させられる場合もあります。
同居解消を機にリフォームをする場合はリフォームローンと合わせたプランにしたり、その他太陽光発電などのローンと合わせたりして利便性の向上が図れる点もメリットと言えます。
一方、デメリットとしては、新規の住宅ローンと同様の煩雑な手続きを再度行わなければならない点があります。
諸経費もかかるため、残りの借入れ金額が1000万円以上などの条件を満たしていなければ、住宅ローンの借り換えによるメリットは得られません。
まとめ
離婚などにより同居解消する場合、そのまま家に住み続ける人がいるのであれば、住宅ローンの借り換えが必要となるケースがあります。
プランを変更していなければ、最終的に家を売却しない選択肢を取っていてもなお、ローンの滞納により知らないうちに家が売却されてしまうケースも考えられます。
メリットとデメリットを押さえて、最適な選択ができるようにしましょう。
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