マイホームの購入をご検討されているファミリーの皆さん。
一人ではなかなか住宅ローンを借りにくくても、親子リレーで借りるという、ローンプランがあることをご存知でしょうか。
住宅ローンで親子リレーとは、どういうものなのでしょうか。
住宅ローンの親子リレーとは
住宅ローンには、親子リレーという借り方があります。
親が住宅ローンを申し込み、定年後や支払いができなくなった残りの返済額を、子どもが引き続き支払うというものです。
35年間のように長い期間設定される住宅ローンは、多くの銀行が概ね45歳以下を求めており、50代、60代はより短い期間での返済が求められます。
そろそろ孫が出来るという親世代では、銀行で長期のローン組むことができないのです。
この年齢条件をほぼなくすことができるのが、親子リレーのメリットです。
住宅ローンの親子リレーの条件
親子リレーで住宅ローンを借りる際の条件は、まず親子が一緒に同居しているか、将来的に子どもが同居する予定があることです。
さらに、直系の親族、親子共に現在継続的な収入があることも条件となり、親子共に借りるわけですから、それぞれローン審査が行われます。
これらの条件を満たせば、親子それぞれが単独で借りるよりも、借り入れ可能な金額が増えるため、より選択肢が広がることでしょう。
また、期間が伸びることで、月々の返済額を生活に無理のない金額に抑えることができます。
いくら素敵な家を手に入れても、生活費にまで影響が出るようだと大変ですよね。
また、所得税の住宅ローン控除を、子どもの返済が始まっていなくとも親子共に受けられることもメリットだといえるでしょう。
年末ローン残高を基準に、それぞれ割り当てられた金額での控除になりますが、戻ってくるのはありがたいですね。
住宅ローンの親子リレーで気をつけること
親子二世代でローンを借りるというと、ペアローンというものもあります。
親子リレーはまず親が払い、ある時期から子どもに支払いを引き継ぎますが、ペアローンは二世代がそれぞれ期間中ずっと払うというものです。
ペアローンは同時に返済額が大きくなるため、親子リレーより短い期間で完済することも可能です。
一方で、短い分、もし経済状況に変化があると、支払いが滞ってしまう可能性もあるのです。
月々の支払額を考えたうえで、高齢でローンを組みにくい、期間を伸ばしたい場合は親子リレーを選ぶ方が良いでしょう。
また、親子リレーの住宅ローンは、親が払っている時期でも、親子双方が債務者という扱いになります。
そのため、子どもは新たに住宅ローンを組むことができませんので注意しましょう。
まとめ
通常は難しい、高齢での住宅ローン契約も、親子リレーで組むと可能性が増えます。
新築だけでなく、中古住宅やリフォーム・リノベーションなどでも利用できますから、気になる方は銀行などでチェックしてみてくださいね。
私たちKYODOハウジングでは、京都市山科区を中心に不動産を豊富に取り揃えております。
不動産の購入はもちろん、住宅ローンに関するご相談も承っておりますので、不動産に関することはぜひ、当社までお気軽にお問い合わせください。