憧れのマイホームを手に入れるために、多くの人が借りるのが住宅ローンですよね。
いくら自分の名義であっても、日々の生活が苦しくなるほど借りるわけにもいきません。
いくらまで借りられるのでしょうか。
住宅ローンはいくらまで借りられるのか、金融機関の審査項目のひとつに、返済負担率という考え方があります。
返済負担率とは、住宅ローンの年間返済額が年収の何%を占めるかを示す指標です。
たとえば月8万円、ボーナス月30万円を返すなら、年間額は156万円です。
年収500万円の際の返済負担率はおよそ31%、800万円ならば19.5%となります。
フラット35の返済負担率は、年収400万円未満で30%以下、400万円以上は35%以下とされているため、どちらも住宅ローンの基準を満たしています。
年利1.3%、35年返済とすると、この場合の借入金額は概ね4,300万円程度になります。
金利にもよりますが、年収が500万円あれば4,000万円は借りられるわけです。
金融機関によっては、ウェブサイトで借入可能額シミュレーションが用意されているので、確認してみてくださいね。
仮にではありますが、借入可能額の目安をつけることができます。
ただし、住宅ローンはいくらまで借りられるかと、いくらまで返せるかは違うということを忘れてはいけません。
先ほどの月8万円、ボーナス月30万円を返すと、住宅ローンで年間156万円使うことになります。
年収500万円の場合、税金等を控除した手取りの金額は、400万円を切ります。
そこから156万円減るとなると、残りの金額は250万円より少ない程度です。
月20万円で、余裕を持った生活ができるかどうか、になります。
家を手に入れた際の出費は、この住宅ローンだけではありません。
家を持つことで、毎年固定資産税を払う必要がありますし、マンションの場合は修繕積立費、一軒家でも10年、15年ごとに修繕をするため積み立てておく必要があります。
将来や、万が一の時のために蓄えておく必要もあるでしょう。
いくらまで借りられるか、という基準ではなく、月にいくらまで返せるか、そしてボーナス払いをするか否かなど、住宅ローンは生活の中に落とし込んで考えてみましょう。
いくらまで返せるかは、年収だけではなく、元々資産があるかどうかや、ライフスタイル、世帯状況によっても変わってくるでしょう。
多くの場合、30年を超える付き合いになりますから、無理なく返していける額にするのが重要です。
いくら素敵な住宅が購入できても、毎月の住宅ローンを払うのにかつかつで、生活を楽しむことができなかったら損ですよね。
難しければ、頭金をもう少しためてみたり、違う物件を探したりと、これから行うべきことも見えてきますね。
いくらまでなら返せるか、という視点は住宅ローンを借りる際に大事な視点です。
ぜひ、今の生活の中で返済していくとどうなるか、将来はどうなるかと計算をしてみて、無理のない住宅ローンを組んでくださいね。
何かご不明な点などございましたら、お気軽に当社スタッフまでお問い合わせください。