土地の取引において不動産登記は重要な役割を果たします。
不動産登記とは一体どんなものなのか、所有者はなぜ登記を管理しなければならないのか？基本的な知識をまとめました。
不動産登記とは
土地や建物は非常に貴重な資産ですので、売買などを行う際に当事者同士が安心して取引できるよう公示されています。
そして、不動産登記とは不動産の所有権を主張するための帳簿です。
その登記簿を見ると不動産の所在地、土地の面積、所有者など知ることができます。
確かに所有権を証明するものがないと「この土地は私の物！」と言われても信用できませんね。
不動産登記をする意味
不動産登記とは必ずしなければならない手続きではありません。
管轄の法務局で登記の変更手続きをすれば、もし何かトラブルがあった時は対抗力を持つことができます。
対抗力を持つと第三者に所有権を主張することができます。
例えば二重売買と言って一つの土地を複数の人に売買するようなケースがあった時、買主はもう一人の買主より先に登記を変更している場合は対抗力を主張することができます。
だからと言って登記をすれば必ずその人のものになるということではありません。
登記する権利を持たない人が登記の変更手続きを行っても効力は発生しません。
例えば、本当は所有権を持っていない人が登記の変更手続きをして、それを知らず不動産取引をして買ってしまった買主は、取引での所有権は証明されず、対抗力を持つことができません。
登記は取引した人を保護する公信力を持っていません。
登記の手続きを行わないとどうなる？
登記の変更手続きを行わないと自分が不動産の所有者であることを証明できません。
不動産登記がないと様々なトラブルが発生します。
二重売買によって知らない間に土地が売られていたり、住宅ローンを組む際には金融機関の審査を通すことができなくなったりします。
やっかいなのは相続で土地の所有権を得た時、登記せずに放置していると相続人の誰かがなくなった時、権利者の数が増えてしまい複雑なことが起きるケースがあります。
登記の変更手続きを行うためには法務局へ行って申請するのですが、手数料も発生しますので頭に入れておいてください。
また司法書士に依頼することもできますが、報酬を支払わなければなりません。
しかし、後々のデメリットを考えると、早めに変更の手続きをしたほうがいいかもしれませんね。
まとめ
不動産登記の重要性についてご理解頂けたでしょうか？
すぐに登記変更しなくても支障はないかもしれませんが、後々のことを考えると不動産登記したほうがメリットは多いです。
不動産登記をして大切な権利を証明しましょう！
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