この記事では、京都市山科区にある花山稲荷神社や花山稲荷神社の火焚祭などをご紹介していきます。
さっそく、歌舞伎・演劇・映画などでも広く知られる忠臣蔵の大石内蔵助、平安時代末の刀工である三条小鍛冶と名刀子狐丸とも深いつながりを持つ花山稲荷神社の魅力や、毎年催されるユニークな火焚祭について見ていきましょう。
1100年の歴史を持つ花山稲荷神社の魅力とは
稲荷神社としても規模はそれほど大きくないものの、平安時代からの長い歴史と歴史的な人物や名刀とのつながりを秘めた「三条小鍛治宗近旧跡 花山稲荷神社」。
花山稲荷神社は、903年に醍醐天皇の勅命により創建されたといわれており、宇迦之御魂大神、神大市比売大神、大土之御祖大神の三神を祭神に、お膝元の京都市山科区や京都市内の人々を1100年以上にわたって見守り続けています。
平安時代には、刀工・三条小鍛冶宗近が参篭参詣したこと、江戸時代には、大石内蔵助として名を馳せる大石良雄公などが参詣したことでも知られています。
花山稲荷神社では、毎年11月に催される「お火焚き祭」が有名ですが、毎年1月の「小正月祭(どんど焼き)」とその名物の鏡餅をつかったお善哉、2月建国記念の日の「初午祭」とその名物の「竹ういろう」などを通し、京都市山科区で地元民に長く愛され続けています。
京都市山科区でも有名な花山稲荷神社の火焚祭
花山稲荷神社には、日本古来の文化と風情を垣間見ることのできる四季折々の年中行事がありますが、なかでも有名なのは京都市山科区内いちと名高い「火焚祭(お火焚き祭)」。
毎年11月の第2日曜日に開催される火焚祭は、京都市内でも江戸時代から親しまれている年中行事のひとつで、平安時代に、刀匠・三条小鍛冶宗近が、名刀「小狐丸」を打ち上げたという故事にちなんで、火焚串を焚き上げる伝統行事です。
実は、この火焚串の形は、刀工が製鉄のときに使う空気を送るふいごと呼ばれる道具を模したもの。
そして、火焚祭では、燃える炎にお供えもののみかんが投げ込まれ、風邪などの病に効く「焼きみかん」として参拝者に振る舞われます。
また、花山稲荷神社では、神社の眷属神であるきつねが付いた開運健康肌守、紅葉と桜をモチーフにした風流な開運厄除け鈴守、身代わり守りなどを御守として持ち帰ることができます。
●名称:花山稲荷神社
●住所:京都市山科区西野山欠ノ上町65番地
●アクセス:椥辻駅または東野駅から徒歩約24分
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まとめ
京都市内にはたくさんの寺社がありますが、花山稲荷神社はそのなかでも歴史に大きな名前を刻む神社のひとつ。
日本史に興味がある方や名刀にゆかりある神社を訪れてみたい方はもちろん、一度、火焚祭を見てみたい方も、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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