高低差のある土地は売却しづらいということはご存じでしょうか。
高低差のある土地を売却するまでには擁壁工事などの必要があります。
この記事では、「高低差のある土地が売却しづらい理由」と「高低差のある土地を売却するときのコツ」をご紹介します。
高低差のある土地を売却しづらい3つの理由
高低差のある土地が売れにくい理由は以下の3つです。
がけ条例の制限を受ける
「がけ」とは高さが2m以上で傾斜が30度を超えているところをいいます。
がけ条例とはがけの下端から、がけの高さの2倍以上の距離をとって建築しなければならない条例です。
たとえば、がけの高さ3mのところに家を建てる場合、がけの下端から6m離れたところにしか建物を建てることができません。
このように、高低差のある土地には制限がかかることが、売却しづらい理由になります。
擁壁の費用がかかる
がけ条例の制限のかかる土地は擁壁を設置することで、がけ条例の制限が緩和されます。
つまり、擁壁を設置することで、がけから距離を取らなくても建築が可能になります。
ただ、擁壁を設置するためには多額の費用が必要となります。
建築費用が高くなる
高低差があると、建築工事の費用が普通より割高になる可能性があります。
なぜなら、高低差があることで資材の運搬の手間や足場の作成が必要になるからです。
高低差のある土地を売却する3つのコツ
高低差のある土地を売却する3つのコツは以下のとおりです。
擁壁工事の見積もりを取っておく
擁壁工事の見積もりを取っておくことで、高低差のある土地を売却しやすくなります。
土地の買い手も擁壁工事にどのくらいの費用がかかるか把握することが可能です。
そのため、買い手を安心させることができ、土地の売却につながります。
補助金の情報を調べておく
高低差のある土地の擁壁工事には補助金が出る場合があります。
ただ、地域によって補助金出る条件や金額が異なります。
そのため、買い手に補助金の話ができるよう、土地のある地域の補助金情報を調べておきましょう。
ノウハウのある専門業者に買い取ってもらう
高低差のある土地を、買い手が見つかるまで所有し続けるのは危険です。
土砂崩れや落石で他人に怪我を負わせてしまう可能性があるからです。
そのため、ノウハウのある専門業者に買取を頼むのも一つの手です。
高低差のある土地など、売却が難しい土地はたくさんあります。
その売却が難しい土地を得意とする専門業者もいるため買取も選択肢のひとつでしょう。
まとめ
高低差のある土地は制限があったりと売却しづらいことがあります。
高低差のある土地を売却する際は、この記事でご紹介した3つのコツを利用して売却をうまく進めましょう。
KYODOハウジングでは、京都市山科区を中心に不動産売買を行なっております。
会員様限定の非公開物件情報もございますので、より多くの物件情報をご覧になりたい方は、ぜひご登録のうえご相談ください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓