住宅の床下や天井裏などにいつの間にか繁殖していくシロアリ・・・。
シロアリの発生は住宅のイメージを悪くしてしまうため、不動産の売却を考えているけれど、シロアリが発見された場合売却は難しいのでは？と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、シロアリ被害にあった不動産を売却する方法や売却するコツについてお話ししていきます。
シロアリ被害がある不動産を売却する方法とは？
一般的に、シロアリが発生してしまった建物の価格は安くなる傾向にあります。
しかし、シロアリ被害にあった不動産を売却できない訳ではありません。
シロアリ被害にあった不動産を売却するには、下記のような方法で売却するのが一般的です。
現状のまま売却する
シロアリ被害のある不動産を現状のまま売却し、買主に修繕・解体をおこなってもらう方法です。
建物を修繕して売却する
シロアリの駆除や柱や梁の交換・建物の傾きの修正などの修繕をおこなうことで、相場に近い価格で売却できる可能性があります。
建物を解体してから売却する
被害にあった建物を解体した後に売却する方法です。
シロアリ被害にあった建物は修繕しても100％元の状態に戻ることはできないと言われているため、とくに被害がかなり進行している場合は思い切って更地にしてから売却することで高額売却を狙いやすくなります。
シロアリ被害にあった不動産を売却するコツとは？
被害が大きくなる前に売却する
シロアリが発生してしまった不動産は、被害が拡大する前に早く売却することが重要となります。
早めに対処することで、不動産価値の低下を軽減することができます。
シロアリが発生していることを隠すのはＮＧ
不動産を売買する場合、物件に重大な欠陥がある場合またはその物件を取り巻く環境にある場合は、事前に買い手に告知をしなければなりません。
シロアリの発生を隠して契約してしまうと後々大きなトラブルに発展し、瑕疵担保責任を追及され損害賠償を請求される可能性もあります。
シロアリの被害が少ない場合は修繕・被害が大きい場合は解体
シロアリの被害が少ない場合は、建物を修繕することで一般の住宅に近い価格での売却が期待できます。
しかし、被害が大きい場合は修繕することが難しいため、更地にして売却したほうが売却できる可能性は高いでしょう。
売却の流れ
●不動産業者へ見積もりを依頼
●不動産業者を決定する
●内覧をおこない買主を決定
●売買契約を結ぶ
●住宅・土地を買主へ引渡す
早期発見が重要！シロアリ被害の予兆とは？
●家の周辺に羽アリが発生
●お風呂の入り口の敷居柱が変色
●押入れがかび臭い・湿気がある
心当たりがある場合は、早めに専門業者に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたか？
シロアリ被害にあった不動産の売却方法についてお話ししてきました。
シロアリの被害に気付いた場合は、被害拡大を防ぐためにも早急に対処する必要があります。
また、シロアリが発生したことを隠しての取引は、後々大きなトラブルになる可能性があるので絶対にやめましょう。
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