不動産を売却したいとお考えの方の中には、地盤調査が必要なのかどうか悩んでいる方もいるかと思います。
ここではそんな方に向けて、地盤調査の方法や、地盤調査が必要かどうかについて費用面を踏まえながらご紹介していきます。
不動産を売却する前におこなう地盤調査とは?
地盤調査とは、建築物を建てる土地が重みをどれだけ支えられるかを調べる調査のことです。
地盤調査には、3種類の調査方法があります。
1種類目は、ボーリング調査(標準貫入試験)です。
調査方法は、地中に入れた筒状の棒をハンマーを使って打撃して、30cm埋まるまでの打撃数を調査します。
調査できる深さは約100mで、調査に1日以上の期間が必要です。
2種類目は、スウェーデン式サウンディング試験(SWS)です。
調査方法は、地盤に対して鉄の棒(ロッド)を垂直に差し込んで、地盤の強さなどを調査します。
調査できる深さは約10mで、調査に半日から1日の期間が必要です。
3種類目は、表面波探査法(レイリー波探査法)です。
調査方法は、地面を伝わる振動の範囲や速さによって調査します。
調査できる深さは約10mで、こちらも調査に半日から1日の期間が必要です。
また地盤調査が必要か判断する方法としては、以下の土地の特徴が挙げられます。
●埋め立ての土地である
●土地に高低の差がある
●周辺よりも土地が低い
●水を連想させる地名の土地である
●土地の近くに池や川などがある
●前面の道路に亀裂などがある
以上の項目に一つでも当てはまる場合は、地盤調査をすることをお勧めします。
不動産を売却する前の地盤調査は必要?その費用とは?
不動産売却前の地盤調査は、義務ではありません。
しかし、売却前の地盤調査で安定した地盤や地盤調査済みの付加価値が付くことで、より高値での売却を期待することができます。
また、不動産売却前に地盤調査をしておくことは、瑕疵によるトラブルの防止に繋がることがあります。
また地盤調査の費用は、先述した調査方法の3種類のうちのどの方法で調査するかで、費用額が変わってきます。
スウェーデン式サウンディング試験の場合であれば、費用は5万円から6万円程度で済みます。
しかし表面波探査法であれば10万円前後の費用負担となり、ボーリング調査であれば15万円から25万円の費用負担となってしまいます。
一般的に、不動産用の土地や売却前の地盤調査で用いられる調査方法は、安価とされるスウェーデン式サウンディング試験です。
まとめ
地盤調査とはそもそも何なのか、そして不動産売却前に地盤調査は必要なのかについて、費用面と理由を踏まえてご紹介してきました。
売却前に地盤調査をおこなうことで売却後のトラブル防止や、場合によっては土地の価値を上げることにも繋がるので、前向きに検討していきましょう。
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