不動産を売却する際にはいくつかの測量図が必要になりますが、地積測量図もそのひとつです。
普段あまり耳にすることのない言葉ですが、土地の境界線を明確にしてトラブルなく不動産を売却するために重要な役割を果たします。
今回は、地積測量図とは具体的にどのようなものなのかを、確認する際のポイントも合わせてご紹介しましょう。
不動産売却時に必要!地積測量図とは?
不動産を売却するにあたって、土地の境界線をしっかりと確認しておく必要があります。
そのために入手すべきなのが地積測量図で、これは地番や面積の計算方法、測量した年月日などが記載されている公的な図面です。
特に古くからある土地の売買で起こりがちな隣家との境界線に関するトラブルは、地積測量図を確認することで防げる可能性があります。
また、土地の面積が正確にわかるため、売り主がどのような根拠で土地の価格を計算したのかが明確になり、売買がスムーズに進むはずです。
このように、地積測量図があることは購入者にとって「安心して購入できる」というメリットになるため、購入希望者が増えることにもつながります。
そうなると売り主にとっても大きなメリットになるでしょう。
地積測量図は登記事項証明書と同じように法務局の窓口や郵送、オンライン申請によって取得できるため、早めに手続きをしておくことをおすすめします。
不動産売却時に地積測量図を見る際のポイントは?
地積測量図を取得しても見方がわからないのでは意味がないため、主にどこを確認すればよいのか、チェックポイントを押さえておきましょう。
まずは、地積測量図の上部に記載されている土地の所在地が、売却しようとしている土地の地番と一致しているか確認してください。
地番の右下あたりに記載されている記号は方位を表しています。
矢印が向いているほうが北を表しているので確認しておきましょう。
簡易的な図面で表されているのが測量の結果で、ここには境界標の有無や隣接地の地番などが記載されています。
その左側には求積表が掲載されているため、エリアごとの面積算定根拠を知る際にはこの表を参考にしてください。
右下には図の縮尺が数字で表されており、その横に申請人の名前、左下には作成者の名前と日付が記載されています。
最後まで間違いがないかしっかり確認しましょう。
まとめ
地積測量図には土地の面積や境界線について正確に記載されているため、不動産の売買をスムーズにおこなう上で欠かせない図面です。
有効に活用するためにも、地積測量図の目的や記載されている内容などをしっかりと確認しておくとよいでしょう。
より希望に近い金額で不動産を売却できる可能性が高くなります。
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