不動産売却にあたって、売主が用意しなければならない必要書類が多くあるのはご存じでしょうか？
必要書類は不動産会社に売却の依頼をするときと買主に引き渡しをするときのタイミングでそれぞれ必要となり、売主は前もって準備をしておくことが望ましいです。
そこで今回は不動産売却時の必要書類について、必要となるタイミング別にご紹介したいと思います。
不動産会社に依頼するときの必要書類とは
不動産会社に不動産売却の依頼をするときは、次のような書類をそろえる必要があります。
必ず必要な書類
登記済権利書、又は、登記識別情報
登記名義人がその不動産の所有者であることを証明する書類で、一般的に「権利証」と呼ばれます。
登記簿謄本、又は、登記事項証明書
不動産の登記事項の内容を証明する書類です。
売買契約書・重要事項説明書
売却する物件を購入した時に交わした契約や、売買契約に必要な情報が記載されている書類です。
土地測量図・境界確認書（土地の場合）
土地の面積や境界線の位置など、土地の測量結果が記載されている書類です。
固定資産税納税通知書、及び、固定資産税評価証明書
毎年1月1日時点での所有者に課税される固定資産税の詳細が記載された書類です。
物件の図面や間取り図、設備の仕様書
間取りや概要、設備の仕様が記された書類です。
建築確認済証、及び、検査済証（一戸建ての場合）
建築基準法を守って建てられた建築物であることを証明する書類です。
マンションの管理規約、使用細則、維持費に関する書類（マンションの場合）
売却するマンションに住むための規約やルール、入居後に必要な費用が記載された書類です。
任意で必要な書類
建築設計図書、工事記録書
設計や工事について確認できる書類です。
耐震診断報告書、アスベスト使用調査報告書
耐震問題やアスベスト被害がない事を証明する書類です。
物件の引き渡し時の必要書類とは
買主に物件を引き渡しする際の必要書類は、次の通りです。
必ず必要な書類
本人確認書類
運転免許証やパスポートなど、売主の本人確認ができる物が必要です。
実印・印鑑証明書
書類上必要な実印と、それが実印であることを証明する書類です。
任意で必要な書類
住民票
売主の現住所と登記上の住所が違う場合は、準備しておきます。
銀行口座書類、又は、通帳
売却にともなって生じる、金銭のやりとりの際に必要となります。
ローン残高証明書、又は、ローン返済予定表
住宅ローンの残債がある場合は、その総額や状況を伝えるために必要な書類です。
物件のパンフレットやチラシ広告など
あれば買主にとってわかりやすく、喜ばれるでしょう。
必見｜不動産買取・売却の流れ
まとめ
不動産売却の際は大きな金額のお金が動くこともあり、不動産会社へ依頼した時や、買主への引き渡し時に売主が準備すべき必要書類は本当にたくさんあります。
必要になって慌てて取り寄せるよりも、事前に把握しておいてあらかじめ用意しておくことで取引が円滑に進み、相手への印象も良く、お互い気持ちの良い不動産取引を行う事ができますね。
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