京都は華道や茶道、浄瑠璃、京舞、歴史ある建造物などたくさんの伝統文化、建築物があり、国内外の人々を魅了してきました。
京菓子もそのひとつで、京都府内では多くの銘菓が製造されており観光客や地元の方々に愛されています。
京都銘菓を守り、新しい京菓子ブランドや職人を育成するため、昭和45年1月に京都府菓子工業組合が設立されました。
今回は、京都府菓子工業組合についてまとめましたのでご紹介したいと思います。
京都銘菓の伝統を大切に!京都府全域の組合からなる京都府菓子工業組合とは
京都府菓子工業組合は京都府下全域の、各種菓子組合11業種と3地区の14部会、そして個人会員や特別会員で構成される団体です。
京都府最大の菓子工業組合で、組合員事業だけではなく青年部や京都府菓子技術専門校も運営しており、規模の大きさでは突出しています。
京都府菓子工業組合に加盟している組合のなかには…
・京都八ッ橋商工業協同組合…京都の代表的な銘菓・八つ橋を製造・販売する店舗が加盟
・京都和菓子製造協同組合…八ッ橋饅頭や栗阿彌など和菓子を製造・販売する店舗が加盟
・京都豆菓子協同組合…古都五色豆や夷川五色豆、小町五色豆など有名豆菓子を製造・販売する店舗が加盟
・京都煎餅組合…京絹巻、豆せんべい、小丸ふらい、いなり煎餅など有名煎餅を製造・販売する店舗が加盟
など、有名銘菓を製造・販売するお店が多数あります。
ひとつひとつの店舗は小さくても、同業者が団結することでさまざまな事業が展開できるのです。
京都府菓子工業組合のさまざまな活動について
それでは、京都府菓子工業組合では一体どのような活動がおこなわれているのでしょうか?
・京都府菓子技術専門校の運営・生徒の指導など
・製菓技術講習会や菓子技能検定試験の実施
・京都銘菓ブランドの開拓、「みな月」商標取得
・京都府菓子工業組合青年部の育成、支援
京都の銘菓は全国的に知名度が高いのですが、その現状に満足することなく後進の指導にも力をいれています。
後進育成のために京都府菓子技術専門校を運営しており、すでに累計870名の方が修了し各方面で活躍中です。
専門学校を修了すると技能士補の称号が授与され、2級技能検定(国家試験)の学科試験免除、1級技能検定(国家試験)受験資格年限の短縮などさまざまなメリットがあります。
ただし一般の方が入学することはできず、組合に加盟した店舗や企業の従業員など限られた方しか入校できません。
ほかにも京都銘菓の新ブランド確立や、すでに取得した登録商標「みな月」、地域団体商標「京菓子」「京飴」「京せんべい」の運営管理、ブランドの発展などにも貢献。
次代の経営者を育成・支援・交流するための青年部活動も活発です。
まとめ
京都府菓子工業組合は京都府内最大の菓子工業組合で、かなりの数の組合員や店舗が加入しておりその存在感は絶大です。
京都の伝統を守るためだけではなく、新しい菓子職人の育成のために専門学校を設立・運営し、新しい京菓子ブランドの設立やイベントなど多くの事業を手掛けています。
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