夢だったマイホームの購入!ドキドキワクワクしますよね。
でも実際に購入することになった物件に「抵当権」が付いていたら、なんとなく不安になりませんか?
ここでは、抵当付き物件を購入する際の注意点を、いくつかご紹介しようと思います。
抵当付き物件を購入する際の注意点①~抵当権とは?~
抵当権とは、債務が弁済されない場合に担保となるものから優先的に弁済を受ける権利の事です。
簡単に言うと、Aさんが不動産を購入のための資金を銀行から借りました。
銀行は、Aさんが住宅ローンの支払いが滞ったときに備え、不動産に抵当権を設定します。
設定すると、Aさんのローン支払いが滞納となった場合、銀行は不動産を売却するなどして、その代金から優先して弁済を受けることが出来ます。
抵当付き物件を購入する際の注意点②~抵当権が実施されたら?~
一般的に、滞納が半年間も続けば抵当権が実行され、該当の不動産は競売の手続きに入ります。
競売とは、滞納した住宅ローンを代位弁済した保証会社が抵当権をもとに裁判所に申立てをし、強制的に不動産を売却することです。
つまり、抵当権が実行されると、購入しようと思っていた物件が手に入らないばかりか、すでに購入していた場合は所有権を失ってしまう可能性もあります。
抵当付き物件を購入する際の注意点③~任意売却とは?~
任意売却とは、住宅ローンが払えなくなったときに行う「競売によらない」形での売却方法です。
一般的に、任意売却物件は市場価格より1~2割ほど安く購入できると言われています。
もちろん任意売却物件には抵当権の設定はありません。
いつかこの不動産を失ってしまうのでは?という心配はありませんが、任意売却の売却者は「瑕疵担保責任」が免除されます。
つまり、住宅の購入後に不備が発覚しても購入者が自分で対処しなければいけないというリスクが生じます。
抵当付き物件を購入する際の注意点④~リスクを回避するために~
購入しようと考えている不動産に抵当権がついているか否かは、必ず不動産仲介会社が説明をします。
また、設定されていればいつ抹消する予定か確認しましょう。
契約締結後に抵当権抹消手続きが行われる場合、「抵当権抹消が行われなかった場合、契約は白紙になる」旨の内容が売買契約書に盛り込まれているかを確認しましょう。
まとめ
マイホーム購入では、外観や内装の見た目ももちろん重要ですが、目には見えない権利の問題も十分に気を付ける必要があります。
不動産仲介会社での説明をしっかりと聞き、不安が残らないように契約をしましょう!
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