これから土地の売却を検討している方は、なるべくお得に土地を手放したいと考えますよね。
土地の売買は不動産会社を仲介して行われることが多いですが、さまざまな手続きで売却までの期間が長引いたり、中には土地の条件が悪くてニーズが低く、売りにくい場合があります。
そんな時は、土地をお得に手放す方法の一つとして「隣人への売却」を検討してみてはいかがでしょうか。
土地を隣人に売却するメリット
保有している土地を地続きの隣人に売却する場合には、双方にとってさまざまなメリットがあります。
(1)土地を購入する側のメリット
日本は、旗竿地やL字型・三角型などいびつな形状をした土地(不整形地)が多く、そのような物件だと工事をしたくても重機が入れないなど不便なことが多く、売却するにも価格が低くなる場合があります。
しかし、道路に面した隣の土地を購入して敷地を拡張することにより、地上げ(土地の価格を上げること)の可能性が高まります。
また、敷地が広がることで日当たりが良くなるメリットもありますよ。
(2)土地を売却する側のメリット
隣人にとって、隣の土地は以前から状況を知っているため、初めてその土地の購入を検討する方よりも売買取引がスムーズにまとまりやすくなります。
また不整形地の場合は、土地の条件が良くなったことで価格が上がり、普通に売却を行うよりも高価に売りやすくなるでしょう。
そして地域によっては、地域一帯で複数の土地を所有する地主さんがいますが、同一地域で占有率を上げることは、地価や賃料相場に大きく影響します。
もしそのような地主さんがいるなら、ご自身が所有する土地を購入しないか相談してみると良いでしょう。
土地を隣人に売却する時のポイント
土地を隣人に売却する場合でも、当人同士で取引を行うのではなく、後々のトラブルを避けるために不動産会社に仲介をしてもらいましょう。
隣人へ土地を売却する時のポイントは、お互いに納得する価格や条件など、双方にとってメリットとなる取引を行うために上手く条件を擦り合わせなければなりません。
不動産のプロが間に入ることで、あとで揉めやすいポイントをしっかり整理し、きちんと書面にまとめてスムーズな取引を行いやすくなりますよ。
まとめ
不動産売買は、見知らぬ第三者を相手にすることが多いため、隣人へ土地を売る発想がない方も少なくありません。
しかし、お隣さん同士で土地を売買することは双方にとってメリットが多く、一般的な不動産売却よりも高く購入してもらえる可能性があります。
「うちの土地はあまり売れない条件に当てはまるから…」とお悩みの方は、まずはお隣さんに相談してみてはいかがでしょうか。
KYODOハウジングでは、不動産売却や買取に関するご相談を承っております。