転勤やお子さんの学校の都合で住み替えを行いたいと思った場合、お持ちの不動産を考える方も多いと思います。
持っている不動産の売却額を資金とすれば、新天地でもマイホームを手に入れることも可能です。
しかし実際には、売却する前に欲しい家が見つかった場合や、住み替えまでの住居の確保などとスムーズにいかない場合もあります。
こんな時、資金繰りの面から「つなぎ融資」と呼ばれるローンを組むことで、スムーズな不動産の売買を行うことができます。
今回は「つなぎ融資」についてご説明します。
不動産の売却 つなぎ融資とは?
つなぎ融資とは、持っている不動産の売却を進めながら、新しい不動産の購入を検討している場合に融資を受けられるローンです。
持っている不動産の売却を行い、その売却金を返済に充てるという前提で調達できます。
不動産を担保にした他のローンとの違いは、つなぎ融資の方が短期間であることと、売却した不動産の売買代金で一括返済を行うことです。
よって、つなぎ融資の主な目的はシンプルに住宅の住み替えなどを検討していて、比較的短期間に売買が見込める人が利用するローンとなります。
不動産の売却 つなぎ融資のメリット・デメリット
つなぎ融資を利用すれば、まとまった資金がない人でも比較的スムーズに新しい不動産の購入が可能です。
しかしローンという金融商品である以上、いわば「借金」であることに変わりなく、ある程度のリスクがあります。
一般的につなぎ融資の場合、借入期間内に不動産が売れないと安く売却されてしまいます。
これは契約書に明記されていて、借入期間内に売却できなかった際は、仲介業者に販売価格の7割程度で買い取ってもらうというものです。
また、思うように売却が進まず、長期間にわたる場合には利息がかさみます。
つまりつなぎ融資は、「短期間で売却可能な不動産」を持っている人にメリットがある融資といえるでしょう。
売却のしやすさは、駅までの距離や築年数、施工会社のブランド力などによって変わってきますので、一度不動産会社に相談してみるのもオススメです。
まとめ
つなぎ融資は、手持ちの不動産の売却と新しい不動産の購入を同時に進められる便利なローンです。
しかし、物件によってはそのシンプルさが逆にデメリットとなってしまうことも。
つなぎ融資を利用するのであれば、持っている不動産が売りやすい物件かどうかチェックしておきましょう。
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