古屋付き土地とは、築年数が古く耐用年数が過ぎた建物がある土地のことを言い、売地の物件でも備考欄に「既存建物あり」などと注釈があることを言います。
土地を買って注文住宅を検討している方にとっては、解体費などがかかるために更地のほうが良いと思われがちです。
売却する側にとっては出来たら解体費などをかけずに売却してしまいたいのでそのまま古屋付き土地として売却しようか、更地にして売り出そうかと悩みどころですが、古屋付き土地にもメリットがあります。
そんな古屋付き土地のメリットについてお話ししたいと思います。
古屋付き土地のメリット① 建物が建っていることを活かす
これから設計をして注文住宅を建てる時に仕上がりのイメージが出来ず、日当たりや隣宅との位置関係について悩むのは当然のことです。
古屋付き土地ならば既存の建物を利用し、隣宅との位置関係や間取りのイメージ、2階建であれば2階からの外の見え方などを確認することができます。
建物が建っていて、その中に入って外との兼ね合いを確認できるという点では、古屋があるメリットとなります。
古屋付き土地のメリット② 必ず入っている給排水管
更地で土地を検討する時の注意事項の一つに、給排水管の取り出しなどがあります。
全ての売地に給排水管が入っているとは限らず、購入者負担での引き込みとなると大きな出費になりますが、古屋付き土地であればその心配はありません。
とは言え注意事項もあり、給水管が古くて交換が必要な場合や、管の太さが細くて現在の基準に合わない時は交換をしなくてはなりません。
また、下水管が無くて浄化槽が埋まっていることもあり、浄化槽を使用しなければ下水管の引き込みが必要になります。
引き込みもそうですが、古屋の解体工事の際に浄化槽の撤去も必要になるので、追加費用が必要になる時もあります。
古屋付き土地のメリット③ リフォームして再利用も
注文住宅を建てる場合は解体と新築費用がかかりますが、古屋のリフォームが可能な場合はリフォーム費用のみとなります。
耐震補強技術も進歩しているので、新築さながらのリフォーム住宅にすることも不可能ではありません。
売却するにもターゲット層が広がりますから、古屋付きであることはデメリットばかりではありません。
まとめ
古屋付き土地を検討し購入することで、建物の設計がスムーズになることや、解体費がかかるとは言え、新居を安く仕上げられる場合もあります。
以上のように、古屋付き土地の売却には多くのメリットがあります。
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