両親がともに亡くなったら避けて通れないのが、実家の遺品整理です。
しかし、誰がいつから始めたらよいのか迷ってしまいますよね。
たいていは残された子どもや親族が行うことになりますが、故人との思い出の品や貴重品がありますから、簡単に進むものではありません。
しかし遺産相続などの手続きに関わる部分であるため、葬儀が終わり次第片付けに取りかかるべきです。
そこで実家に残された荷物を整理する際のポイントを紹介します。
遺品整理後の不用品は買い取ってもらえる?
遺品を整理する際はまず、以下のポイントで仕分けを行います。
①
金品や貴金属類のような、相続税に関与するもの
②
故人の愛用品など、形見分けするもの
③
不要となった衣類、日用品、趣味の品物など
①と②についてはしかるべき手続きが済めば、遺族がそれぞれ引き取ることになります。
一方で③については、引き取り手が見つからないものは処分しなければなりません。
しかしゴミとして出すにもコストがかかりますから、現金化できるものは売却することが理想です。
また、製造から5年以内の比較的新しい家電や、汚損していない家具、未使用品でしたらリサイクルショップで買取してもらえます。
本や楽器、ゴルフセットのような趣味の品もリサイクルショップで買取の対象になります。
しかしジャンルを専門に扱う店に持ち込む方が、より高い値段がつきやすいです。
骨董品やブランド品なら、骨董品などの専門店での高値買取が期待できます。
遺品整理業者、不用品回収業者の選び方
これまで遺族が行ってきた遺品整理を、故人や遺族に寄り添った視点で代行してくれる「遺品整理士」という資格があります。
これは客観的な視点で、残された荷物の分別や価値を判断する技能があることを示すものです。
また最終的に粗大ゴミ等で処理することになった品物であっても、故人が生前使用していたものです。
それらをただのゴミとしてぞんざいに扱ったりせず、供養の観点で処理する業者を選びましょう。
また不要品回収業者についても、回収後に不法投棄などせず合法的に処理してくれる業者に依頼する必要があります。
そこで上記の資格を認定している「遺品整理士認定協会」などから、優良事業所として認定されている業者なら安心です。
・高額査定のポイント
売れる可能性があるものは、少しでも高額で買取してもらいたいですよね。
その品物の専門店で査定してもらうのはもちろんのこと、可能な限りクリーニングしておくことが重要です。
家電であれば付属品や説明書なども、一式揃えておきましょう。
遺品整理する時の注意点
実家の遺品を整理する際は、必ず残しておくべきものがあります。
特に以下の書面については、家屋や土地の売買取引に必要ですので確認しておいてください。
・不動産権利書
・土地の境界確認書
・売買契約書(物件購入時の書面)
・登記簿謄本
・リフォーム・修繕履歴がわかるもの
また実家を不動産売却する際に、残置物があっても可能な場合があります。
もし買主が不動産業者なら、リフォーム工事で出た廃材と不要品を一緒に廃棄してしまうためです。
したがって遺品整理と並行して不動産売却についても準備を進めれば、不要品処理にかかる余計な出費を抑えられます。
まとめ
実家の遺品整理のポイントについて紹介しました。
親が亡くなったあとのケースとして解説しましたが、二世帯同居や老人ホームの入居が決まり空き家となる場合でも、同様の手順で不要品を処分できます。
住宅は空き家になるとあっという間に傷んでしまいますから、住む人がいなくなった家は速やかに売却することがおすすめです。
実家の売却を検討している方は、ぜひKYODOハウジングまでお気軽にお問い合わせください。