山科区の不動産|KYODOハウジング > 共同土地(株) KYODOハウジングのスタッフブログ記事一覧 > 家が売れない理由は?競売や空き家管理のリスクも解説

家が売れない理由は?競売や空き家管理のリスクも解説

カテゴリ:不動産売却について

家が売れない理由は?競売や空き家管理のリスクも解説

家が売れない状況が続くと、売主にはさまざまな負担が生じる可能性があります。
市場で長期間売れ残ると、価格の下落や競売のリスクが高まり、空き家管理の負担も増えることが考えられます。
そのため、売却が進まない原因を正確に把握し、適切な対策を講じることが大切です。
そこで今回は、家が売れないと起こる問題や、その原因、効果的な対策について解説します。

所有している家が売れないとどうなる?

所有している家が売れないとどうなる?

家を売却しようとしても買い手が見つからないと、さまざまな問題が生じます。
ローン返済が滞ると競売にかけられるリスクもあるため、注意が必要です。
ここでは、家が売れない場合に想定される「買取」「競売」「空き家」の3つの状況を解説します。

買取

一般的に、築年数が古い物件は、買取査定でも価格が下がる傾向があります。
急ぎで現金化したい場合や、売却活動にかける時間がない場合には、有効な手段となります。
買い替えを急ぐ際は、手続きの手軽さも重視されるため注意が必要です。
買取は不動産会社が直接購入するため、仲介売却よりも迅速に現金化しやすい方法です。
急な転勤や相続などで早急に現金が必要なケースでは有効ですが、一般的に買取価格は市場価格の7~8割程度とされ、物件の状態や立地によってはさらに低くなることもあります。
このため、信頼できる不動産会社に査定を依頼し、適切な価格を見極めることが大切です。

競売

債務整理に強い専門家に相談し、ローンの返済条件や任意売却の流れを明確にしておくと、競売のリスクを事前に軽減できる場合があります。
また、金融機関への連絡を先延ばしにしないことが大切です。
住宅ローンの返済が滞り、家の売却が進まない場合、競売にかけられる可能性があります。
競売は、金融機関が債権回収のため裁判所を通じて強制的に物件を売却する手続きで、市場価格の50~70%程度の低価格になることが多く、完済できない債務が残る恐れがあります。
この状況を避けるためには、競売に至る前に金融機関と相談し、任意売却を検討することが有効です。
任意売却では、市場価格に近い価格で売却できる可能性があるため、競売より高値が期待できますが、期限があるため早めに行動しましょう。

空き家

まだ設備が新しい段階であれば、リフォームやリノベーションによる価値向上を図ることも検討できるでしょう。
周辺地域の需要をリサーチし、賃貸として活用する手段も選択肢に含めると、固定費の負担を軽減できる可能性があります。
家が売れずに空き家として放置すると、固定資産税や都市計画税の負担が続きます。
さらに老朽化が進むと建物の価値が下がり、周辺環境や防犯面にも悪影響を及ぼす恐れが考えられるでしょう。
雑草の放置や害虫の発生、不法侵入のリスクなどが考えられ、適切な管理をおこなわなければ「特定空き家」に指定される場合もあります。
こうした事態を防ぐためにも、早めに売却や賃貸などの活用策を検討することが大切です。

▼この記事も読まれています
不動産売却後に税務署から届く「お尋ね」と呼ばれるハガキとは?

家が売れない理由について

家が売れない理由について

家を売却しようとしても、思うように進まない場合があります。
主な原因として「問い合わせの少なさ」「内見の不足」「価格設定」が挙げられます。
ここでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

問い合わせ

ポータルサイトに掲載する情報には、建物の面積や間取りだけでなく、周辺施設や交通アクセス、リフォーム履歴などの詳細を添えることで、問い合わせの増加を見込めます。
複数の媒体を使えば、より広い購買層へ届くでしょう。
家が売れない一因として、購入希望者からの問い合わせが少ないことが挙げられます。
これは、物件情報の魅力が十分に伝わっていない場合に起こりやすいです。
たとえば、写真が少なかったり、説明が簡素だと興味を引きづらく、広告の方法や媒体選びが不適切な場合も同様です。
さらに、不動産会社の販売活動が不十分だと、問い合わせは減少します。
改善には写真や説明を充実させ、適切な広告戦略を立てるとともに、信頼できる不動産会社と連携することが効果的です。

内見

内見者の視点に立ち、収納スペースの利便性や建物の使い勝手や伝える工夫も欠かせません。
事前に荷物を減らして整理するだけでも部屋が広く感じられ、清潔感が強調されて好印象につながります。
問い合わせはあっても内見につながらないと、物件の魅力を十分に伝えられません。
内見まで繋がったとしても、清掃が不十分だったり、不要な物品が多いと印象が悪くなります。
さらに、内見時の対応が雑だったり、予約の受付時間が限られていると、購入意欲を下げる要因になります。
これらの解決には、徹底した清掃と整理整頓が欠かせず、内見予約にも柔軟かつ迅速に対応することが大切です。

価格

家が売れない最大の要因として、価格設定が挙げられます。
市場価格よりも高すぎると、購入希望者が敬遠し、問い合わせや内見の機会が減ってしまいます。
同じ地域に条件の似た安い物件があれば、高価格物件は選ばれにくくなりますし、検索範囲外となることもあり得るでしょう。
こうした事態を避けるには、市場動向を調査し、不動産会社と相談しながら適切な価格を設定することが大切です。

▼この記事も読まれています
井戸がある土地を売却する際の適切な対応や売主の責任について解説!

家が売れないときの対策について

家の売却が思うように進まないときは、効果的な対策を講じることが重要です。
ここでは「戦略」「対応」「値下げ」の三つの観点から解決策を解説します。

戦略

販促物を工夫する際には、物件の強みだけでなく近隣環境のメリットもアピールすることが大切です。
たとえば、スーパーや学校、公園などの日常生活に役立つ施設が近い場合は、具体的な所要時間を明示するとイメージしやすくなります。
物件の魅力を引き出すには、写真や間取り図、周辺環境の情報を充実させ、キャッチコピーで差別化を図ることが大切です。
販売開始から3か月ほど経過して反響が乏しい場合は、価格や販売方法の再検討が必要です。
こうしたタイミングでの戦略見直しが、売却成功への鍵となります。

対応

内覧予約の調整をスムーズにおこなうには、平日や夜間など幅広い時間帯に対応できる体制を整えると良いでしょう。
質問への受け答えや、的確な情報提供を常に心がけることで、売主への信頼感が高まり契約成立につながりやすくなります。
また、問い合わせや内覧時の対応も、売却成功を左右します。
内覧では物件を清潔にし、水回りや玄関などを念入りに整えて第一印象を高めましょう。
質問には丁寧に答え、信頼感を与えることが大切です。
また、内覧予約やスケジュール調整にも柔軟に対応し、購入希望者の都合を優先すると成約につながりやすくなります。

値下げ

値下げをおこなう際は、相場を下回りすぎると売却後に損失感を抱く可能性もあるため、慎重に判断する必要があります。
大幅な値下げは物件の印象を下げる恐れもあるので、不動産会社と相談もしながら段階的な調整を検討すると良いでしょう。
一定期間が経っても購入希望者がいない場合は、価格の見直しを検討しましょう。
一般的には、売却開始から3か月が経過しても反響が少なければ調整の時期とされています。
そのため、値下げをおこなう際は相場や物件の状況を踏まえ、不動産会社と相談して適切に設定してください。

▼この記事も読まれています
不動産売却で必要になる登記の種類・費用・書類について解説!

まとめ

家が売れないときは買取や競売も検討しながら、空き家管理などを含めた対策を進める必要があります。
原因を分析し、価格や内見時の印象づくりを見直すなど、買い手の関心を集める工夫が大切です。
戦略を練って対応すれば、売却の可能性が高まり、スムーズな取引につながります。

▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼

KYODOハウジングの写真

KYODOハウジング メディア 担当ライター

京都市・山科区で不動産を探すならKYODOハウジングにおまかせください!弊社スタッフが親切丁寧に皆様をサポートいたします。当サイトのブログでは不動産情報の記事を中心に周辺地域に関連した情報もご提供します。

京都市山科区で不動産売却されたい方はこちら 


≪ 前へ|競売とは?不動産売却時の流れやリスクについても解説   記事一覧   不動産買取はお得?急な売却や古い物件の対応についても解説|次へ ≫

トップへ戻る