京焼・清水焼の郷として有名な、京都市山科区の清水焼団地についてご紹介します。
清水焼団地には、京焼・清水焼の窯元をはじめ、作家や人形師、ガラス職人などさまざまな焼き物業者が軒を連ねています。
今では数少ない焼き物職人たちが清水焼団地につどい、伝統工芸品の歴史と熟練した技や意匠を守り抜いているのです。
京都市山科区の隠れた観光スポット、清水焼団地の魅力について見ていきましょう。
京都市山科区の清水焼団地とは?伝統工芸品「京焼・清水焼」
京都市山科区の清水焼団地とは、風情ある京焼・清水焼の卸問屋や窯元が軒を連ねる工業団地で、清水焼の郷です。
清水焼団地では工房見学や陶芸教室も開催しており、10月の陶器祭りは非常ににぎわいます。
清水焼(きよみずやき)は京都を代表する伝統工芸品のひとつです。
清水焼とは、もともとは清水寺へ続く道、清水坂界隈の窯元で造られた焼き物のことを指していました。
現在では、京都市山科区の清水焼団地をはじめ、東山区や宇治市の炭山で生産されるものをまとめて清水焼と呼んでいます。
清水焼の正式名称は「京焼・清水焼」で経済産業大臣指定の伝統工芸品とされています。
京焼・清水焼の特徴はその製法や原料ではなく、京都らしい意匠を込めて職人が丹精に手作りをしている点にあります。
そのため、ひと口に清水焼といっても絵付けされたものや無地のものまで多種多様で、数多くの洗練された作品がそろっているのが特徴です。
清水焼の生きた伝統技術を間近に見学できる「雲楽窯」
清水焼の郷会館のすぐそばにある窯元「雲楽窯(うんらくがま)」では、職人による圧巻のろくろ技術を間近に見学できます。
雲楽窯の清水焼は、青抹陶(あおまっとう)という独特の釉薬による上品な質感と、味わい深い絵付けで高い人気を誇る窯元です。
創業100年の窯元ならではの精巧な伝統技術を、清水焼の一連の製作工程を通して見学できる機会はめったにありません。
職人の方との交流を通して、清水焼のこだわりや歴史に触れられるのも大きな魅力です。
●所在地:京都市山科区川田清水焼団地町 9-2
●アクセス:京阪山科駅前バス停2番乗場から「29系統大宅行」乗車、「清水焼団地」下車
●営業時間:9時~17時
●定休日:年中無休
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まとめ
京都市山科区の清水焼の郷「清水焼団地」は、伝統工芸を守り抜くために焼き物業者がつどって工房を連ねたことで誕生しました。
京焼・清水焼の魅力は、熟練した職人がひとつひとつ手作業で作品に命を吹き込む点と、多種多様で洗練されたデザインにあります。
また、雲楽窯をはじめ、京焼・清水焼の製作過程を見学できる窯元や、陶芸体験をできる教室も清水焼団地には多く存在しています。
京都市山科区が誇る清水焼の伝統の技術と心に、一度じかに触れてみてはいかがでしょうか。
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