子どもの予防接種は、ファミリー世帯にとって負担が大きいものです。
そこで京都市では、結核や水痘など一部の予防接種を、無料で実施していることをご存知でしょうか?
今回は京都市が行っている、子どもの予防接種を支援するための取りくみについてご紹介します。
京都市が行っている子ども向けの予防接種について① 予防接種の必要性
1. 赤ちゃんの免疫
赤ちゃんは母親から免疫をもらって生まれますが、生後6ヶ月を過ぎるころにはなくなります。
そのため生後6ヶ月を過ぎたら自分で免疫を作る必要がありますが、赤ちゃんは抵抗力が低いため、免疫を作るまでに症状が悪化することがあります。
あらかじめ予防接種で免疫を作っておくことで、感染症の感染や症状悪化を抑えることができるのです。
2. 予防接種の効能
予防接種で防げない感染症もありますが、予防接種で防げるものを防ぐことで、子どもの負担が楽になります。
また、子どもが予防接種を受けることにより、感染症の流行を抑えられます。
京都市が行っている子ども向けの予防接種について② 予防接種の概要
1. 予防接種の費用は1種類10,000円前後
子どもの予防接種の費用は、安い種類で3,000円前後、高い種類で15,000円前後します。
種類によって幅はありますが、10,000円近くかかる場合がほとんどです。
なお、インフルエンザ予防のように安い種類は、2回接種する必要がある場合もあるので、注意しましょう。
2. 推奨される子どもの予防接種の数
1歳までに受けたほうが良いとされる予防接種は、約10種類あります。
自費で受ける場合は、1種類につき10,000円近くかかるため、ファミリー世帯にとって大きな負担になります。
京都市が行っている子ども向けの予防接種について③ 無料で受けられるものは?
山科区が無料で実施している予防接種は、以下のようなものがあります。
・結核(接種対象年齢:生後1歳未満)
・ヒブ感染症(接種対象年齢:生後2月~5歳未満)
・小児肺炎球菌感染症(接種対象年齢:生後2月~5歳未満)
・B型肝炎(接種対象年齢:生後1歳未満)
・四種混合(接種対象年齢:生後3月~7歳6月未満)
・ジフテリア・破傷風(接種対象年齢:11歳~13歳未満)
・麻しん/風しん(接種対象年齢:生後12月~2歳未満/小学校就学前の1年間)
・水痘(接種対象年齢:生後12月~3歳未満)
・日本脳炎(接種対象年齢:生後6月~7歳6月未満)
まとめ
以上、山科区が行っている子どもの予防接種を支援するための取りくみについてご紹介しました。
予防接種は高額なため、家計への負担も大きいですよね。
そのため一部の予防接種が無料で受けられるというのは、とても助かるのではないでしょうか。
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